nginx はどのようにリクエストを処理するか

server {
    listen       80;
    server_name  example.org  www.example.org;
    ...
}

server {
    listen       80;
    server_name  example.net  www.example.net;
    ...
}

server {
    listen       80;
    server_name  example.com  www.example.com;
    ...
}

以下はChagGPTによる解説:

この設定は、Nginxを用いて名前ベースの仮想ホスティング(Virtual Hosting)を実現する例です。各serverブロックが以下のような役割を持っています。

listenディレクティブ

  • listen 80;
  • 各ブロックでポート80(HTTPの標準ポート)でリクエストを受け付けるように指定しています。
  • IPアドレスを明示していないため、サーバー上のすべてのIPアドレスで待ち受けることになります。

server_nameディレクティブ

  • 各serverブロックは、特定のドメイン名に対応しています。
  • 例として、1つ目のブロックは example.org と www.example.org へのリクエストを処理します。
  • 同様に、2つ目は example.net と www.example.net、3つ目は example.com と www.example.com に対応します。
  • クライアントから送られるHTTPリクエストの「Host」ヘッダーと照合され、適切なserverブロックが選択されます。

名前ベースの仮想ホスティング

  • これにより、1台のサーバーで複数の異なるウェブサイト(ドメイン)を運用できます。
  • 各ドメイン毎に設定を分けることで、個々のウェブサイトに固有の設定(ドキュメントルート、アクセス制御、リダイレクト設定など)を記述することが可能です。

その他の設定

  • 各serverブロック内の … の部分には、実際のウェブサイト運用に必要な追加設定(例:rootディレクティブでドキュメントルートを指定、locationブロックでURLパターンごとの処理を定義など)が記述されると考えられます。