gRPC, GraphQL, REST の違いについてまとめてみる(powered by ChatGPT)。

項目 gRPC GraphQL
プロトコル HTTP/2(バイナリ通信) HTTP/1.1, WebSockets(テキスト通信)
データ形式 Protobuf(バイナリ、軽量・高速) JSON(可読性高いが冗長)
型安全性 高(IDLを使用) 高(スキーマを使用)
ストリーミング 双方向ストリーミングが可能 リアルタイムはWebSocketsが必要
主な用途 マイクロサービス、バックエンド間通信 フロントエンドとバックエンド通信
学習コスト やや高い(IDLの理解が必要) 比較的低い(RESTに近い感覚)
オーバーヘッド 低(バイナリ通信) やや高(JSONのパース)

REST も含めてまとめてみると下記。

特徴 REST GraphQL gRPC
通信プロトコル HTTP/HTTPS HTTP/HTTPS HTTP/2
データフォーマット 主にJSON、XMLも可能 主にJSON Protocol Buffers (バイナリ形式)
パフォーマンス 標準的だが、オーバーヘッドが発生する場合がある 必要なデータのみ取得できるため効率的 高速で効率的な通信が可能
柔軟性 エンドポイントごとに異なるリクエストが必要 クライアントが必要なデータを指定できるため高い柔軟性 定義されたサービスとメソッドに基づくが、柔軟性は限定的
バージョニング APIバージョンをURLやヘッダーで管理 バージョニングが不要な設計が可能 通常、バージョニングが必要
ツールサポート 広範なツールとライブラリが存在 多数の開発ツールやエディタプラグインが利用可能 多言語サポートが充実、特にマイクロサービス向けのツールが豊富
ストリーミングサポート 基本的にサポートされていない(WebSockets等を併用) サポートされているが、RESTほど一般的ではない HTTP/2を活用した効率的なストリーミングが可能
キャッシング HTTPのキャッシングメカニズムを利用可能 キャッシングが複雑(クエリが柔軟なため) 標準的なHTTPキャッシングは難しいが、独自のキャッシング戦略が可能
セキュリティ HTTPSを利用したセキュリティ、認証はOAuthなどを利用 HTTPSを利用したセキュリティ、認証はRESTと同様 TLSによるセキュリティが標準、認証はトークンベースが一般的
学習曲線 比較的シンプルで学習しやすい クエリ言語やスキーマ設計など、学習がやや必要 Protocol Buffersの理解やサービス定義が必要、学習曲線はやや急
主なユースケース ウェブAPI全般、マイクロサービス、シンプルなデータ取得 クライアントが複雑なデータを必要とするアプリケーション(例:フロントエンド) マイクロサービス間通信、高性能なリアルタイムアプリケーション、モバイルバックエンド