2025-01-10 gRPC vs GraphQL vs REST
gRPC, GraphQL, REST の違いについてまとめてみる(powered by ChatGPT)。
項目 | gRPC | GraphQL |
---|---|---|
プロトコル | HTTP/2(バイナリ通信) | HTTP/1.1, WebSockets(テキスト通信) |
データ形式 | Protobuf(バイナリ、軽量・高速) | JSON(可読性高いが冗長) |
型安全性 | 高(IDLを使用) | 高(スキーマを使用) |
ストリーミング | 双方向ストリーミングが可能 | リアルタイムはWebSocketsが必要 |
主な用途 | マイクロサービス、バックエンド間通信 | フロントエンドとバックエンド通信 |
学習コスト | やや高い(IDLの理解が必要) | 比較的低い(RESTに近い感覚) |
オーバーヘッド | 低(バイナリ通信) | やや高(JSONのパース) |
REST も含めてまとめてみると下記。
特徴 | REST | GraphQL | gRPC |
---|---|---|---|
通信プロトコル | HTTP/HTTPS | HTTP/HTTPS | HTTP/2 |
データフォーマット | 主にJSON、XMLも可能 | 主にJSON | Protocol Buffers (バイナリ形式) |
パフォーマンス | 標準的だが、オーバーヘッドが発生する場合がある | 必要なデータのみ取得できるため効率的 | 高速で効率的な通信が可能 |
柔軟性 | エンドポイントごとに異なるリクエストが必要 | クライアントが必要なデータを指定できるため高い柔軟性 | 定義されたサービスとメソッドに基づくが、柔軟性は限定的 |
バージョニング | APIバージョンをURLやヘッダーで管理 | バージョニングが不要な設計が可能 | 通常、バージョニングが必要 |
ツールサポート | 広範なツールとライブラリが存在 | 多数の開発ツールやエディタプラグインが利用可能 | 多言語サポートが充実、特にマイクロサービス向けのツールが豊富 |
ストリーミングサポート | 基本的にサポートされていない(WebSockets等を併用) | サポートされているが、RESTほど一般的ではない | HTTP/2を活用した効率的なストリーミングが可能 |
キャッシング | HTTPのキャッシングメカニズムを利用可能 | キャッシングが複雑(クエリが柔軟なため) | 標準的なHTTPキャッシングは難しいが、独自のキャッシング戦略が可能 |
セキュリティ | HTTPSを利用したセキュリティ、認証はOAuthなどを利用 | HTTPSを利用したセキュリティ、認証はRESTと同様 | TLSによるセキュリティが標準、認証はトークンベースが一般的 |
学習曲線 | 比較的シンプルで学習しやすい | クエリ言語やスキーマ設計など、学習がやや必要 | Protocol Buffersの理解やサービス定義が必要、学習曲線はやや急 |
主なユースケース | ウェブAPI全般、マイクロサービス、シンプルなデータ取得 | クライアントが複雑なデータを必要とするアプリケーション(例:フロントエンド) | マイクロサービス間通信、高性能なリアルタイムアプリケーション、モバイルバックエンド |