公定歩合

今は使われなくなった公定歩合、どういう理由でなくなったんだっけ?と調べた。

公定歩合とは?(こうていぶあい)|ファイナンシャルアカデミー

公定歩合は日銀が一般の銀行に貸し付けを行う時に適用される基準金利のことです。

1994年に金利自由化が完了し、「公定歩合」と預金金利との直接的な連動性はなくなりました。

現在は、コール市場という短期金融市場の拡大によって、市中の銀行の資金調達に対する影響力はコール市場のほうが大きくなってきたため、日銀の金融政策も金利については無担保コール翌日物がターゲットになっています。

コール市場

コール市場とは、元々はその名の由来(money at call、呼べば直ちに戻ってくる資金)が示すように、金融機関が日々の短期的な資金の過不足を調整するための取引を行う場のことです。

銀行、信託銀行、信用金庫、投資信託、証券会社、保険会社、および取引の仲介業者である短資会社などが取引に参加しています。

取引形態としては、(1)担保付の取引(有担保コール)と無担保の取引(無担保コール)、(2)短資会社を経由する取引と経由しない取引(ダイレクトディール <DD> (DD))があります。

また、取引期間には(1)翌日物(取引期間1営業日)と(2)期日物・ターム物(取引期間が2営業日以上1年以下)、受渡日には(1)当日物(即日スタート)と(2)先日付物があります。

コール市場 : 日本銀行 Bank of Japan