Hype Driven Development

Hype Driven Development という言葉を知った。

hype の意味は 誇大広告・過剰宣伝。

Software development teams often make decisions about software architecture or technological stack based on inaccurate opinions, social media, and in general on what is considered to be “hot”, rather than solid research and any serious consideration of expected impact on their projects. I call this trend Hype Driven Development, perceive it harmful and advocate for a more professional approach I call “Solid Software Engineering”.

Hype Driven Development. Software development teams often make… | by Marek Kirejczyk | Daftcode Blog

HDDとは一言でいえば、技術選定という重要なプロセスを他人任せにしてはならないという啓蒙です。 誰かが良いと言っているという理由で技術選定をしてはいけません。

あなたの開発、Hype(誇大宣伝) Driven Development になっていませんか? - Qiita

いろんな技術選定のケースで思い当たる節があったので気をつけたい。

get hyped

ちなみに、「get hyped」は英語のスラング表現で、興奮する、ワクワクする、盛り上がるといった意味を持つ。

ハイプ・サイクル

元ネタとなっているのは、ガートナーのハイプ・サイクル。

ハイプサイクルの画像

ref. ガートナー ハイプ・サイクル | ガートナージャパン (Gartner)

下記の過程を経る。

  • 黎明期
  • 過度な期待のピーク
  • 幻滅と失望の谷
  • 啓発期
  • 安定期

フェーズ毎の特徴

フェーズ毎の特徴をChatGPTにまとめてもらった。

フェーズ 説明
技術のトリガー 新しい技術が誕生し、最初の概念実証やメディア報道が行われる段階。関心が高まり始める。
誇大な期待のピーク 技術への期待が急速に高まり、成功事例が話題となる。しかし、課題や限界はまだ明確ではない。
幻滅の谷 技術の限界や問題点が顕在化し、期待が急落する段階。多くのプロジェクトが中止される。
啓蒙の坂 技術への理解が深まり、現実的な応用方法が見つかり始める。成功事例が増加し、投資も再び活発になる。
生産性の高原 技術が成熟し、主流として広く受け入れられる段階。安定した成長と市場への定着が見られる。